7月号が発刊され、特集の「弔いと情報処理」が好評のようです。中にはこのように記事に涙をされた方もいらっしゃったようです。
編集長を務めていながら、まさか情報処理学会誌で涙して頂ける読者の方が出るとは想定しておらず、学会誌の編集業務にもこんな驚きと嬉しさがあることを知りました。まさか情報処理学会誌に涙する日が来るとは思いませんでした。今月の特集“弔いと技術革新“— そふくりさん (@softcreatureceo) 2018年6月20日
ぬいぐるみロボットを作る人として避けて通れないテーマです
さて、この特集は私が編集長を務める際の編集方針として掲げた『情報処理X(エックス)』に関する最初の特集号です。会誌の役割を1)社会と繋ぐ、2)分野を繋ぐ、3)世代を繋ぐ メディアと捉え、繋がる、掛け合わせるという意味を込め名付けました。
現在の社会において情報処理は一技術分野でなく、すべての産業においてなくてはならない技術基盤となっていることは言を俟ちません。よって従来の「様々な分野に広がる情報処理技術」という切り口でなく、「情報学やその隣接分野とは思われていなかった領域における情報処理技術の活躍とその課題」に光を当てたいと思っています。
今回は『情報処理X』特集の第1弾として、東京大学の瓜生大輔さんが中心となり、研究者だけでなく仏教僧侶、企業経営者、ロボットクリエイタなどバラエティに富んだ視点で特集記事を構成しました。
会員外の方からの問い合わせも多数いただいております。
ぜひこちらのサイトから冊子版・別刷り・電子版をご購入下さい。
各編集委員の気合も相当入っており、年内の特集企画はほぼ埋まってしまったという嬉しい悲鳴を上げております。
引き続き学会誌にご期待ください。